何?をもって高性能住宅なんでしょう。
高性能住宅になる為には、様々な数値をクリアする必要があります。
ただ、この言葉には公の定義がないため言葉の独り歩きをする場合があります。
それでは、何をもって「高性能住宅」と判断すればいいのでしょうか?
公で使われている言葉では「長期優良住宅」という言葉があります。
この「長期優良住宅」の定義に準じて性能の数値を明確に出せることは、信用性があることになります。
耐震性能・・・・大震災時に倒壊する住宅から、人体を守る。
若しくは、住宅財産を守るものとして、重要な性能です。
耐久性能・・・・住宅財産が長持ちするように造る。
若しくは容易にメンテナンスできるように造る。
これは、資産の保護・自然の保護に繋がります。
気密性能・・・・気密性能は、住宅の密閉度を表すものです。
隙間相当面積で表されC値といいます。
なぜ、高い密閉性能が必要?
それは、簡単にいうと、省エネに繋がるからです。
隙間が無い方が冷房も暖房も効きますし防音効果もえられます。
換気を計画する上で気密性能が基準値を超えていないと、
計画できずただ換気を付けたものとなります。
この換気は結露・冷暖房と深い繋がりがあります。
断熱性能・・・・断熱性能は、住宅に出入りする熱を防いでくれる能力の事です。
損失係数で表されQ値といいます。
なぜ、高い断熱性能が必要?
それは、断熱性能が低いと冷暖房効果が長続きせず、何時までも機械が
フル回転で動いていることと又は、冷暖房効果が得られないなどの問題が起き
るからです。
また断熱材は施工性が難しいものがあり、
均一に施工しなと断熱のムラが冷暖房又は、体感温度のムラに繋がります。
換気性能・・・・換気の回数は、現在法律で決められています。
これは、シックハウス症候群の影響から平成15年7月着工の物から採用されました。
ただ、計画段階の数値の入れ込みのみで、実際には検査時に測定されていません。
施工段階でダクトの通り道が変更され、距離が長くなっても、
実際には計られていませんので、どうなのでしょう?
結露・冷暖房・室内の空気環境を確かなものにする為には、
完成後の換気回数の検査も必要ですし、換気流量調整も必要です。
暖冷房・・・・・住宅を設計する段階には、冷暖房の計算も必要な時代です。
エネルギーの無駄を極力排除した住宅を設計し、作ることが重要です。
今迄の経験から、数値の上ではまかなえる暖房が、必要箇所に付いていないと、
結露を呼ぶ事も分かって来ています。窓下にはコールドドラフトを防ぐ為、
暖房機は必要です。こうした適材適所の配置が、住環境を高めていきます。